“よとぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
夜伽100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうも腎臓が悪うございましてね、今晩も夜伽よとぎに来てくれた方が、寒いからあたたかい物で、酒を出すと云っておりますよ」
黄灯 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
夜がけるにつれ、夜伽よとぎの人々も、寝気ねむけもよおしたものか、かねの音も漸々ようように、遠く消えて行くように、折々おりおり一人二人の叩くのがきこえるばかりになった。
子供の霊 (新字新仮名) / 岡崎雪声(著)
蒲団引きおうて夜伽よとぎの寒さをしのぎたる句などこそ古人も言えれ、蒲団その物を一句に形容したる、蕪村より始まる。
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)