“やりし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
槍仕25.0%
槍師25.0%
鑓仕25.0%
鎗仕25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それまでは、満を持して、白い穂先をつらねていた宝蔵院の槍仕やりしたちが、どっと、一斉にうごいたのは、それからであった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
十数名の黒衣の槍仕やりしは一斉に、わっと、わめきながら、その列をくずさずに、武蔵の右がわへ、駈け廻った。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さそくに沐浴もくよく斎戒いたしまして、焼き直したところ、未熟者ではござりましたが、父も槍師やりし、さすがはお名代のお宝物だけありまして、穂先
表通りはなかなかの構えで、柳営御用槍師やりしと、なるほど大きな看板が見える。
けれど、その中でも、岡谷五郎次などは、藩での鑓仕やりしといわれていた。実戦を踏んでいるし、平常の稽古や工夫も積んでいる老練家であった。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——鑓仕やりし鑓仕は多けれど、岡谷五郎次は一のやり
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時此戦の功を讃えて、鎗仕やりし鎗仕は多けれど名古屋山三は一の鎗、と世に謡われたということだが、まさこれ火裏かり蓮華れんげ、人のまなこを快うしたものであったろう。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)