“やまほととぎす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山時鳥42.9%
山杜鵑28.6%
山郭公28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
折しも、山時鳥やまほととぎすがわけ知り顔に、ひと声鳴くのも一層情趣があった。
山杜鵑やまほととぎす若葉に啼く晴々しい五月さつきの頃となった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ちょうど鳥屋とやのさかりのころで、木曾名物の小鳥でも焼こうと言ってくれるのもそこの主人だ。鳥居峠のつぐみは名高い。鶫ばかりでなく、裏山には駒鳥こまどり山郭公やまほととぎすの声がきかれる。仏法僧ぶっぽうそうも来て鳴く。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)