“やまぐみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山茱萸75.0%
山茱黄25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皮の山茱萸やまぐみ一齊に搖る時、樹々は凄じく
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
ここに林のごとく売るものは、黒く紫な山葡萄やまぶどう、黄と青の山茱萸やまぐみを、つるのまま、枝のまま、その甘渋くて、且つすっぱき事、狸がせて、兎が酔いそうな珍味である。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僕の好きな山椿やまつばきの花も追々盛りになるであろう。十日ばかり前から山茱黄やまぐみしきみの花が咲いている。いずれも寂しい花である。ことに樒の花は臘梅ろうばいもどきで、韵致いんちの高い花である。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)