“やどちん”の漢字の書き方と例文
語句割合
宿賃100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あめも相当そうとうれて宿賃やどちんにもこまらずにすみましたが、都会とかいは、田舎いなかとちがって空気くうきのよくないことや、のんきにらされないので、いろいろそんなことが原因げんいんとなって、おじいさんは
からすの唄うたい (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ははは。宿賃やどちんがないというご心配じゃろ。それくらいなら泊めはせん」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あっちと同じでいいのよ。お願いするわ。宿賃やどちんだけ余計になるけど。」と言いながら、道子は一歩一歩男を橋向はしむこうの暗い方へと引ッ張って行こうとする。
吾妻橋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)