“やぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
父親50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中學の門と斜に向ひ合つて、一軒の理髮床があつたが、其前で何日かしら菊池君を見た……否、アレは市役所の兵事係とか云ふ、同じクラスの友人のお父親やぢの鬚だつたと氣がつく。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
彼女はじつと其の姿を凝視みつめてゐたが、それは何うやら能く自分のところに通つてくる、千葉在だと云ふおやぢらしく思はれて来た。
或売笑婦の話 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)