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やぐるまそう
ふりがな文庫
“やぐるまそう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
矢車草
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢車草
(逆引き)
宵
(
よい
)
に月が出る時は、いつも
矢車草
(
やぐるまそう
)
の森の精が御殿の庭まで迎えに来てくれました。王子は千草姫の所に行って、御殿の戸がしまる十時少し前に帰って来られました。
お月様の唄
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
裏の百姓家も植木師をかねていたので、おばあさんの
小屋
(
こいえ
)
の台所の方も、
雁来紅
(
はげいとう
)
、
天竺葵
(
あおい
)
、
鳳仙花
(
ほうせんか
)
、
矢車草
(
やぐるまそう
)
などが低い垣根越しに見えて、鶏の高く
刻
(
とき
)
をつくるのがきこえた。
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
彼は部屋の壁々に彼女の母の代りに新しい花を差し添えた。シクラメンと百合の花。ヘリオトロオプと
矢車草
(
やぐるまそう
)
。シネラリヤとヒアシンス。
薔薇
(
ばら
)
とマーガレットと
雛罌粟
(
ひなげし
)
と。
花園の思想
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
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