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やくうん
ふりがな文庫
“やくうん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
厄運
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
厄運
(逆引き)
名刺こそ飛んだ
厄運
(
やくうん
)
に際会したものだと思う
間
(
ま
)
もなく、主人はこの野郎と吾輩の
襟
(
えり
)
がみを
攫
(
つか
)
んでえいとばかりに
椽側
(
えんがわ
)
へ
擲
(
たた
)
きつけた。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
節づけ
拙
(
つたな
)
けれど、人々の真面目に聴きいる様は、世の大方の人が、信ぜぬ
乍
(
なが
)
らも
己
(
おの
)
が
厄運
(
やくうん
)
にかゝはる
卜
(
うらなひ
)
をばいと心こめてきくにも似たり。
閑天地
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
それがために後日できそこないの汽船をこしらえて恥をかくであろうことの
厄運
(
やくうん
)
を免れた代わりに、将来
下手
(
へた
)
な物理をこね回しては物笑いの種をまくべき運命がその時に確定してしまったわけである。
田丸先生の追憶
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
幸に細君が女として持って生れた好奇心のために、この
厄運
(
やくうん
)
を
免
(
まぬ
)
かれたのは迷亭の機転と云わんよりむしろ
僥倖
(
ぎょうこう
)
の仕合せだと吾輩は看破した。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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