“もろずみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
両角60.0%
諸住20.0%
諸角20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諏訪の田中一造、五味繁作、森山汀川、両角もろずみ喜重、丸山東一、藤森省吾、両角丑助、堀内皆作の諸君。東京から来た金原省吾、白水吉次郎、鹿児島寿蔵の諸君。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
下谷御徒町したやおかちまちに住んでいる諸住もろずみ伊四郎という御徒士おかち組の侍が、よんどころない用向きの帰り路に日本橋の浜町河岸を通った。
異妖編 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
月に向かって夢見るような大輪の白い木蘭もくらんの花は小山田邸の塀越しに咲き下を通る人へ匂いをおくり、夜眼よめにも黄色い連翹れんぎょうの花や雪のように白い梨の花は諸角もろずみ邸の築地ついじの周囲をもやのようにぼかしている。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)