“もろうで”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モロウデ
語句割合
双腕70.0%
両腕20.0%
雙腕10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まぶたに浮んでくるのは、猿沢の胸に濃く密生した胸毛の色とか、双腕もろうでのぐりぐり筋肉の形とか、そんなものばかりで、背中のことは全然浮んでこないのです。
Sの背中 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
皆の人はけはいで、覚め難い夢から覚めたように、目をみひらくと、ああ、何時の間にか、姫はおむな両腕もろうで両膝の間には、居させられぬ。一時に、慟哭どうこくするような感激が来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
錢形平次ほどの者も、思案に餘つて雙腕もろうでこまぬきました。