“もちおも”の漢字の書き方と例文
語句割合
持重100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらば、身代りのおんなを奪ろう!……も一つほかにもある。両のたもと持重もちおもろう。あとは背負うても、抱いても荷じゃ。やあ、殿、上﨟たち、此方衆こなたしゅにはただ遊うだじゃいの。道すがらねんごろ申したたわむれじゃ。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そして眼を一杯にけてじろ/\見廻したが、何処に一つ純金むくきんらしい光は無かつたし、それに持重もちおもりが少しも無かつた。
奧方は手文庫から、持重もちおもりのする金包を出して、ひた泣く勝之助に押しやります。