“もくはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木盃50.0%
默拜50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時、半蔵は腰につけて持って行った瓢箪ふくべを取り出した。木盃もくはいを正香の前に置いた。くたぶれて来た旅人をもてなすようにして、酒を勧めた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「そう言えば、青山君。」と正香は手にした木盃もくはいを下に置いて、ひざをかき合わせながら言った。「君は和宮かずのみやさまの御降嫁あたりからの京都をどう思いますか。 ...
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とき扇子使あふぎづかひのめて、默拜もくはいした、常光院じやうくわうゐん閻王えんわうは、震災後しんさいご本山ほんざん長谷寺はせでらからの入座にふざだとうけたまはつた。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)