“もくちょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
木彫91.7%
木雕8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「単に、手本にするだけではござりませぬ。きた馬と朝夕ちょうせき起居をともにし、その習性を忠実に木彫もくちょううつしてみたいというのが、愚老の心願でござりまする」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
僕の木彫もくちょうだって難関は有る。せっかくだんだんと彫上ほりあげて行って、も少しで仕上しあげになるという時、木の事だから木理もくめがある、その木理のところへ小刀こがたなの力が加わる。
鵞鳥 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
わずか二十分ほど話して美術学校の一年生ぐらいが作ったらしい木雕もくちょうの牛を見せられたが、それぎり美妙とは会わなかった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)