“もくぎょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
木魚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるいは木魚もくぎょや鐘を使ったり、またバタバタ音を立てるような種々の形容楽器に苦心して、劇になくてはならない気分を相応に添えたものである。
亡び行く江戸趣味 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
谷中は寺の多い処だからでもあろうか、朱漆しゅうるしの所々に残っている木魚もくぎょや、胡粉ごふんげた木像が、古金ふるかねかずそろわない茶碗小皿との間に並べてある。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
朱と金でいろどった一抱ひとかかえほどもある大木魚もくぎょが転がッているかと思うと、支那美人を描いた六角の彩燈が投げ出してある。