“めしぢゃわん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
飯茶碗66.7%
飯茶椀33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チャブ台の上は少しばかりの皿小鉢が散らされ抛り置かれた飯茶碗（めしぢゃわん）から飯は傾いてこぼれている。
食魔 (新字新仮名) ／ 岡本かの子(著)
上には飯茶碗（めしぢゃわん）が二つ、箸箱（はしばこ）は一つ、猪口（ちょく）が二ツと香（こう）のもの鉢（ばち）は一ツと置ならべられたり。
貧乏 (新字新仮名) ／ 幸田露伴(著)
湯気で裏表紙が丸くしめり脹（ふく）らんだ蓋（ふた）の本をわきへはねて、鉢（はち）の中にほどよく膨（ふく）れた焼米を小さい飯茶椀（めしぢゃわん）に取分け、白湯（さゆ）をかけて生味噌（なまみそ）を菜（さい）にしながら、秋成はさつさと夕飯をしまつた。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) ／ 岡本かの子(著)