“めがねばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
眼鏡橋69.2%
目金橋15.4%
目鏡橋15.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治六年筋違見附すじかいみつけを取壊してその石材を以て造った眼鏡橋めがねばしはそれと同じような形の浅草橋あさくさばしと共に、今日は皆鉄橋にけ替えられてしまった。
川の水が緩く流れていて、黒い色の目金橋めがねばしが架かっている。その橋が水に映っているところである。その向うにみどりの濃い山が見えて、左手には何かポプラアのような木が五、六本かいてある。
呉秀三先生 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
彼は右を見、左を見して、新規にかかった石造りの目鏡橋めがねばしを渡った。筋違見附すじかいみつけももうない。その辺は広小路ひろこうじに変わって、柳原やなぎわらの土手につづく青々とした柳の色が往時を語り顔に彼の目に映った。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)