“目鏡橋”の読み方と例文
読み方割合
めがねばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時分では、銀座は新式のいわゆる煉瓦町であったが、京橋から日本橋、目鏡橋めがねばし(万世橋)にかけては、ほとんど洋館という洋館はなかった。
日本橋附近 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
彼は右を見、左を見して、新規にかかった石造りの目鏡橋めがねばしを渡った。筋違見附すじかいみつけももうない。その辺は広小路ひろこうじに変わって、柳原やなぎわらの土手につづく青々とした柳の色が往時を語り顔に彼の目に映った。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)