“めがねご”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼鏡越100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おまえは、わたし大事だいじにしているらんのはちたおしたろう。」と、眼鏡越めがねごしにじっとかおをにらんでおっしゃいました。孝吉こうきちは、らないことですから
すずめの巣 (新字新仮名) / 小川未明(著)
電燈の光が照らしたり——その明暗幽照ゆうしょうにまでも道のでこぼこが出来て——ちらつく眼鏡越めがねごしの近眼の目さきや、あぶなッかしい足もとから、全く別な世界が開らけた。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
母は手の物を置いて、眼鏡越めがねごしに省作の顔をつめながら
春の潮 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)