“めかど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目角71.4%
眼稜14.3%
眼角14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「もう通らなんだら、私立を受けさしてまで中学へやらいでもえいわやの。家のような貧乏たれにまちの学校へやって、また上から目角めかどに取られて等級でもあげられたら困らやの。」
電報 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
夜盗のたぐいか、何者か、と眼稜めかどきつく主人が観た男は、額広く鼻高く、上り目の、たぶ少き耳、やりおとがいに硬そうなひげまばらに生い、甚だ多き髪を茶筅ちゃせんとも無く粗末に異様に短くつかねて
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
山中の退屈まぎれに、二人は碁を囲んでいたが、玄徳と聞くと、すぐ眼角めかどをたてて
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)