“めうじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
苗字100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後藤とか遠藤などといふやうな字画のごた/\した苗字めうじは細字になるほど難物だと思ひ、ちよつと心は臆したが、もう引つこみがつかなかつた。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
御家人といふのは天滿宮の祭神の家來筋といふことで、昔から苗字めうじ帶刀を許されて、郷士がうしのやうな格になつてゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
分與わけあたへし所數月すげつ無實むじつの罪にて入らう致し居し段不便ふびん思召おぼしめされ且つ至孝の者に付苗字めうじ帶刀たいたう差許さしゆるす樣領主へ仰付らる之によつて村役の儀は前々之通り心得べし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)