“めいせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銘仙90.0%
銘撰7.8%
名詮1.1%
明閃1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おまけに階下したが呉服の担ぎ屋とあってみれば、たとえ銘仙めいせんの一枚でも買ってやらねば義理が悪いのだが、我慢してひたすら貯金に努めた。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
夏は派手な浴衣ゆかたを着ている。冬は半衿はんえりの掛かった銘撰めいせんか何かを着ている。いつも新しい前掛をしているのである。
ヰタ・セクスアリス (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いかさま名詮めいせん自称のことばのとおりで、右手のうちから得意の投げなわが、するすると長いへびのごとく伸びたかとみるまに、わざは知恵伊豆守が希代の名技と折り紙つけた秘芸でした。
横あいに明閃めいせんした十手のぬしへ、あっというまにもろ手づきの早業、刀身の半ばまで胸板に埋めておいて、片脚あげて抜き倒すとともに、三転——四転、また五転
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)