“むなさんよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
胸算用100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僅か金十二兩かしてあるゆゑ流れになりてうり拂へば金四十五兩はまうかるなり其四十五兩の金子は皆己が懷中ふところいれ帳面面ちやうめんづらは筆の先にてよきやうにごまかし置んとの胸算用むなさんよう夫と云も平生文右衞門は一文二文の袖乞そでごひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だが、実をいふと、カアネギイはその折にはもうヘツケル教授の事も自分の眼の前にゐる客の事も忘れて、鉄の値段でも胸算用むなさんようしてゐるらしかつた。