“まっさかり”の漢字の書き方と例文
語句割合
真盛100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
池の蓮は真盛まっさかりで、朝風が心地よく吹き渡って、会場には最早大勢の人が集まっていました。乗ってぎ廻らせるために、小舟がつないでありました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
これはね、みんな仲間の者が、道中の暗号めじるしだよ。中にゃあ今真盛まっさかりな商売人のもあるが、ほらここにこの四角な印をつけてあるのが、私が行ってこれから逢おうという人だ、もと海軍に居た将官たいしょうだね。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)