“まちぶれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町布令33.3%
町触33.3%
町觸33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
町にも町布令まちぶれかせ、人心の安定につとめさせた。——逃げこんだ残敵の自首して出るのやら捕われて来る者などが、夜どおし門に絶えなかった。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この年江戸市中には万年青おもとの変り種をもてあそぶことが流行した。武士僧侶そうりょまでが植木屋と立交り集会を催し万年青の売買をなして損益を争うようになったので、これを禁ずる町触まちぶれが出た。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
配分はいぶんして大に歡びしが是ぞ天罰てんばつの歸する處にして右の町觸まちぶれの出し日は留守にて心得ず越後屋に反物たんものかり百三十兩あるを跡のためなれば先是をはらはんと思ひ越後屋へ右の小判こばん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)