“まちこが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
待焦66.7%
待憧16.7%
翹望16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、こちらに待焦まちこがれている客人は、ロケーションの余興を船頭に向って要求はしていない、船頭は早く船を出すようにしてくれればいいのだ。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
早く帰ってこれがたべさせたかったので、待憧まちこがれた放課の鐘が鳴るや、大急ぎで学校の門を出て、友達は例の通り皆道草を喰っている中を、私一人は切々せっせと帰って来ると
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
先刻さっき待憧まちこがれて今は忘れているお糸さんだ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「これが首を延して翹望まちこがれていた、新しい時代というものであろうか」こう原は自分で自分に尋ねて見たのである。
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)