“ますと”の漢字の書き方と例文
カタカナ:マスト
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黄金の指環を喞へた鳥は、大きい輪を描いてますと周匝まはりを飛んだ。どうしたのか、此鳥だけは人の顏にならずに。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
青のうぐひす落日いりひますとの森で鳴くやうに……
北原白秋氏の肖像 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
ますとも今は
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
高い、高い、眞黒なますとの上部が、半分許りも群がる鳥に隱れて見えなくなつた。と、其鳥どもが、一羽、一羽、交る/″\に下りて來て、戀人の手の掌に接吻してゆく。
散文詩 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)