“ますいざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
痲酔剤25.0%
魔睡剤25.0%
魔酔剤25.0%
麻酔剤25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何も痲酔剤ますいざいいだからって、譫言を謂うという、まったこともなさそうじゃの」
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
局部切断の時にあたり「コロロホルム」剤は天賜てんし魔睡剤ますいざいなれば感謝して受くべきなり、しかれども我らやめる時にことごとく医者と薬品とに頼るは我らの為すべからざることなり
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
その時大方魔酔剤ますいざいかがされたものと見えます。何卒どうぞ一刻も早く、旅館へ連れていって下さい。うしている間にも、父様の上にどんな恐ろしい事が起るかも知れないのです。
緑衣の女 (新字新仮名) / 松本泰(著)
「しっかりしたまえ。ああ、わかった。きみは麻酔剤ますいざいでやられたんじゃないか。思いだしてみたまえ、ゆうべどんなことがあったか。」
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)