“まげき”の漢字の書き方と例文
語句割合
曲木100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
隅っこに、どういう訳か二脚だけある椅子へこっち向にまたがり、粗末な曲木まげきのよりかかりに両腕をもたせて一人は顎をのせ、一人は片膝でひどく貧乏ゆすりをしている。
乳房 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
会津の山々は雪の多いところとて、わらで出来た雪踏ゆきぶみ雪沓ゆきぐつや、曲木まげきかんじきや形の面白いのを見かけますが、かかる品を求めるには一番山奥の檜枝岐ひのえまたを訪ねるにくはありません。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
椅子いす曲木まげきの寝床などが散在しているにすぎなかった。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)