“まくらがみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枕上72.7%
枕紙27.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其の夜、左内が枕上まくらがみに人の来たる音しけるに、目さめて見れば、二五灯台とうだいもとに、ちひさげなる翁のゑみをふくみてれり。左内枕をあげて、ここに来るはそ。
枕上まくらがみの小卓の上に大型の扁平へんぺいなピストルが斜めに横たわり、そのわきの水飲みコップの、底にも器壁にも、白い粉薬らしいものがべとべとに着いているのが目についた。
B教授の死 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
髪の毛が枕紙まくらがみさわる。中指なかざしが落ちたような、畳に物の音、上になり下になり軟らかい寝息。
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)