“まいす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
売僧95.8%
賣僧4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ふらちな売僧まいすめ、文殊菩薩もんじゅぼさつの勢至菩薩のと、だれがさようなたわごとをしんじようか。あいや一火先生いっかせんせい、ぜひ、咲耶子はこの長安ながやすのほうへ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
乞食坊主、売僧まいす坊主、オゲ坊主、チャンチャン坊主、糞坊主、スッタラ坊主、ハッチ坊主、横着坊主、毛坊主、カッタイ坊主などこれである。
賤民概説 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
全く贋者にせものにて山伏感應院の弟子でし寶澤と申す賣僧まいすに御座候と仰上おほせあげられなば伊豆守殿の御落度にも相成まじ又私しよりも伊豆守殿の御心付おこゝろづきにて御内密仰含ごないみつおほせふくめられ候に依て内々にて吟味仕り候處贋者にせものまぎれ御座なく候と言上ごんじやう仕り候らはゞ双方さうはう言葉ことば符合ふがふ致すべしと云に伊豆守殿には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)