“ほゝゑ”の漢字の書き方と例文
語句割合
微笑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只夫婦が市場へ曳いて行く籠の中には青瓜が油ぎつたつやゝかさを保つて白瓜が依然として美しい白さを保ちながら微笑ほゝゑんで居ました。
白瓜と青瓜 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「レコが入つてたんやろ。……あの人も雪隱で拍手を叩くなんて、少し傳染うつつて來たかなア、おきちが。」と千代松は微笑ほゝゑんだ。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
娘の被つてゐる帽子の薔薇の花が、腰を掛けてゐるベンチの背中の木彫の天使のあごをくすぐると見えて、天使は微笑ほゝゑんでゐる。
駆落 (新字旧仮名) / ライネル・マリア・リルケ(著)