“ほんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本道52.6%
本堂47.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしそれは本道ほんどうの美ではないのです。精細とか華麗とかの美はあるでしょう。しかしそれは美の極致ではないのです。民藝こそは美の公道なのです。
民芸とは何か (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「棟梁佐太郎が死んだ時、お前は本道ほんどうの全竜先生を追っかけて、その口をふさいだ筈だ。それを聴こうか」
ワーッというときの声は、もう山門ちかくまで聞えてきた。寺内は、本堂ほんどうといわず、廻廊かいろうといわずうろたえさわぐ人々の声でたちまち修羅しゅらとなった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「わしは、ちょっといって、さがしてくるでな。おまえは、本堂ほんどうのえんの下へ、わらをどっさり、入れといてくれ。」
のら犬 (新字新仮名) / 新美南吉(著)