“ほくちばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引火奴箱50.0%
火口箱50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
指貫ゆびぬきが一つに、糸と大きな縫針、端を噛み切ってある捩巻煙草ねじまきたばこが一本と、曲った柄の附いた大形ナイフガリーと、懐中羅針儀と、それから引火奴箱ほくちばこ、これだけが入っているだけだったので
その中には二三の鍛冶道具と、火把たいまつが一対と、引火奴箱ほくちばこが一つ入っていた。
其の頃はまだマッチは田舎では用いません、火口箱ほくちばこを探しに参りますると、雨は益々ます/\烈しくドッ/\と吹降ふきぶりに降出して来る。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
あっしンとこなんざ、若旦那わかだんなにおいでをねがうような、そんないた住居すまいじゃござんせん。火口箱ほくちばこみてえな、ちっぽけな棟割長屋むねわりながやなんで。……
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)