“ほうとうむすこ”の漢字の書き方と例文
語句割合
放蕩息子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、幼少のときにある放蕩息子ほうとうむすこが身をあやまって、自分のみならず大勢の人に迷惑めいわくやら心配をかけたのをみて、婦人関係は深くつつしむべしと決心した。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
病人にたいして、悔悟してもどって来た放蕩息子ほうとうむすこにたいして、小言をいうのは親切な処置とは言えないのだったから。そしてエルンストは、艱難かんなんのために人が変ったかと思われた。
ちょうど放蕩息子ほうとうむすこに金儲をさせたようなものだ。ソレ金が儲かった、ドシドシ遊べと図に乗って儲けた金の二倍も三倍もつかってしまう。随分実業家の息子にはそういう人もあるよ。畢竟ひっきょう親が悪いのだ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)