“へんぺい”の漢字の書き方と例文
語句割合
扁平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三階は二階よりも、四階は三階よりも狭隘きょうあいになって、やっと一坪半ぐらいな、そして天井だけが妙に高い扁平へんぺいな感じのする一室に突き当った。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし近ごろは昔あったような高い籐椅子とういすはもうめったに見当たらない。みんな安楽椅子のような扁平へんぺいなのばかりである。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
人々は携帯に便なるため形を扁平へんぺいに作った。ひもを通すため耳をもつのを通則とする。かかるものは今から三、四百年前朝鮮において数多くできた。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)