“ひらべっ”の漢字の書き方と例文
語句割合
扁平100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駆出してきなすった、直き後でございますよ。入違いぐらいに、お年寄が一人、そのすみッこから、扁平ひらべったいような顔を出してのぞいたんでございますよ。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そうして私を人の居ないうまやの横に連れ込んで、今一度そこいらに人影の無いのを見澄ましてから、内ポケットに手を入れて、手紙の束かと思われる扁平ひらべったい新聞包みを引き出しますと
死後の恋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)