“へうきんもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剽輕者60.0%
剽軽者40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この騷ぎの中へ、剽輕者へうきんものでお先つ走りの左孝が顏を出さない筈はありません。
勘定を済ましてそろ/\出掛けようとすると、向ふの卓子テーブルに居た五六人の客のなかから、剽軽者へうきんものらしい一人の男が呼びかけた。
其れに下宿人の娘の一人も剽軽者へうきんもので細君に調子を合せて歌ひ、何かと冗談を言合ひなが其末そのすゑぐ二人共歌の調子に成る。美男の亭主は何時いつでも「アアウイアアウイ」と言つて莞爾にこ/\して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)