剽輕者へうきんもの)” の例文
新字:剽軽者
一ツは好奇心にられて、「美しい少女」といふことが強く彼等の心に響いたのだ。中には「萬歳」を叫ぶ剽輕者へうきんものもあツて、大騷である。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「おいおい、あの先生は少し露助に似てるな。」と、剽輕者へうきんものの高木が眞先に口を切つた。
猫又先生 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
この騷ぎの中へ、剽輕者へうきんものでお先つ走りの左孝が顏を出さない筈はありません。