“ぶぜんのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊前守85.7%
豐前守14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等の巨魁由井正雪は、既に駿府へ発した後で、牛込榎町の留守宅には佐原重兵衛が籠もっていたが、ここへ取り詰めたのは堀豊前守ぶぜんのかみで、同勢は二百五十人であった。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
物臭太郎では勿体もったいない——新たに歌左衛門という名を、豊前守ぶぜんのかみがつけてくれる。
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
とくと聞かれて嘉川家の一件あらかじめ推量おしはかられ右島と申す女の殺されし事は正月廿五日すぎの事と思はるゝにより當二月二日寺社じしや奉行黒田豐前守ぶぜんのかみより兩奉行所へ掛合かけあひありしせつの帳面を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)