“ふんぱん”の漢字の書き方と例文
語句割合
噴飯100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日こんにち読返して見ると覚えず噴飯ふんぱんするほどである。わずか十四、五歳の少年が「昨日は紅楼に爛酔するの人」といっているに至っては、文字上の遊戯もまた驚くべきではないか。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かの京都の紫宸殿ししんでん前の右近うこんたちばな畢竟ひっきょうこの類にほかならない。そしてこんな下等な一小ミカンが前記歴史上のタチバナと同じものであるとする所説は、まったく噴飯ふんぱんものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「実に可笑味おかしみがある。僕は今朝これを読んで鼻から飯を吹き出した。正に噴飯ふんぱんだよ」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)