“ふっくり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊頬50.0%
豊麗50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな、笑うと目元に小皺こじわの寄る、豊頬ふっくりした如何いかにも愛嬌のある円顔で、なりも大柄だったが、何処か円味が有り、心も其通りかどが無かった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
頬の肉付は豊麗ふっくりとして、眺め入ったような目元の愛くるしさ、口唇くちびるは動いて物を私語ささやくばかり、真に迫った半身の像は田舎写真師のわざでは有ませんのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)