“ふいちやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吹聽57.1%
吹聴42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そは「アバテ」の天才より産まれし思想中の最も惡しきものなり。されどそを吹聽ふいちやうせんも氣の毒なり。友。吾意見は御主人とは異なり。
物見遊山と違つて用事が用事だから、旅へ出るんだつて、近所の人にも内證で、誰にも吹聽ふいちやうなんかしません、家の者には堅く口留めしてある筈で
B小説家の新作小説は、先日こなひだ月賦払ひでやつと買取つたモウパツサン全集の焼直しに過ぎないとかいふ事を、ごく内々ない/\吹聴ふいちやうするのを道楽にしてゐる。
『その席で君にも絵を描かせようといふのだよ。張帥に君の凝り工合を吹聴ふいちやうしたのだ。それだけの話なのさ』
南京六月祭 (新字旧仮名) / 犬養健(著)