“びんしょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
敏捷78.0%
憫笑15.2%
愍笑6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
猿沢夫人は痩せぎすの、敏捷びんしょうそうな身体つきの女性です。顔は美しいけれどもやや険があって、それは牝豹めひょうか何かを聯想れんそうさせました。
Sの背中 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
その眼をもってこれら一連の猿飛小説をみるに、その小市民的みみっちさとけち臭き合理主義とに憫笑びんしょうを禁じ得ないのである。
かえりみて我が身の出処でどころたる古学社会を見れば、その愚鈍暗黒なる、ともに語るに足るべき者なく、ひそかにこれを目下に見下して愍笑びんしょうするのみ。