“愍笑”の読み方と例文
読み方割合
びんしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みなアルコール気のないカクテルという註文に、ミス神戸たちから愍笑びんしょうを買う。西銀座、土橋界隈とくらべて、やはり神戸を感じる。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かえりみて我が身の出処でどころたる古学社会を見れば、その愚鈍暗黒なる、ともに語るに足るべき者なく、ひそかにこれを目下に見下して愍笑びんしょうするのみ。
かほど金になる女身を受けて空しく石となった松浦佐夜姫まつらさよひめ愍笑びんしょうせんばかり。