“ひらめか”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
四谷の方の坂から見ると、貧家のブリキ屋根は木立こだちの間に寺院と墓地の裏手を見せた向側の崖下にごたごたと重り合ってその間から折々汚らしい洗濯物をば風にひらめかしている。
籠のあたりを、鼻先をぴくぴくさしている模様が、如何いかにも怪しいので、これはてっきり魔物だと悟ったから、突然その男は懐中にしていた、漁用の刃物をひらめかすが早いか、女に躍懸おどりかかって
月夜峠 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)