“ひよく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肥沃64.9%
比翼32.4%
飛翼2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の本拠はハドソン河の岸のオランダの百姓がたいへん好んで住むような緑濃い、奥まった、地味の肥沃ひよくなところにあった。
「何しろ手放しだ。錦子さんとの仲は、天にあらば比翼ひよくの鳥、地にあらば連理れんりの枝。それは好いが嘘字が沢山書いてあった」
合縁奇縁 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
と、異口同音いくどうおんにさけんだが、いかにかれの危難きなんを知っても、それへ力をしてやることもならず、わしはまた、バッと山かげに突きあたって飛翼ひよくをかえし、広い琵琶湖びわこの上を高くひくく舞いはじめた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)