“ひょうかい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
氷塊44.4%
氷解33.3%
嫖界11.1%
氷魂11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は次から次に落ちかかって来る疑問の氷塊ひょうかいに、全身を埋め込まれるような気がした。思わず眼を閉じながら、頭を左右に振り動かしてみた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
アヽ是にて疑団ぎだん氷解ひょうかいせり殺せしは支那人陳施寧殺されしは其弟の陳金起少も日本警察の関係に非ず唯念の為めに清国領事まで通知し領事庁にて調しらべたるに施寧は俄に店を
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
余氏は我々と茶を飲みながら、いろいろ嫖界ひょうかいの説明をした。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「伯爵? あ、そうか。なに、わしが昂奮しているって、……あははは、とんでもない。わしは北氷洋の氷魂ひょうかいのように冷静だ」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)