“ひつくらかへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反覆50.0%
転覆50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
包紙は一応反覆ひつくらかへして何か書いてあるかと調べたり、皺くちやにして捨てゝ了つたが、又袂を探してヘナ/\になつた赤いレース糸で編んだ空財布を出して、それに銀貨を入れて、再び袂にしまつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「毎日」が先月紙店かみやの払ひが出来なかつたので、今日から其日々々に一聯宛買ふさうだとか、職工が一日ついたちになつても給料を払はれぬので、活字函ケース転覆ひつくらかへして家へ帰つたさうだとか云ふ噂が
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)