“ひだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
匪団33.3%
悲断33.3%
秘壇33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
フランスではじまったマキ匪団ひだんの抵抗が一しきりはなやかな話題となっていたのだ。
美しき死の岸に (新字新仮名) / 原民喜(著)
ちょうど生きた人魂ひとだまだね。て門を這入ってみると北風ほくふう枯梢こしょう悲断ひだんして寒庭かんていなげうち、柱傾き瓦落ちて流熒りゅうけいいたむという、散々な有様だ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
廟道びょうどうは奥深い。つねに道士が寄って経を談じ、山翁はのりを説いて、修行三まい、宇宙と人魂じんこんとのかたらいをなす秘壇ひだんとある。祭るものは、虚空こくう三千大世界のあまつ星や地宿の星とか。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)