“ひだりどなり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
左隣66.7%
左隣家33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助の右隣みぎどなりには自分と同年輩の男が丸髷にいつた美くしい細君を連れててゐた。代助は其細君の横顔を見て、自分の近付ちかづきのある芸者によく似てゐると思つた。左隣ひだりどなりには男づれ四人許よつたりばかりゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
そして直ぐ左隣ひだりどなりの家の
かえるがなくから帰ろ、で、一度別れた友だちを、おさみしさに誘いたくって、町を左隣家ひだりどなりの格子戸の前まで行くと、このしもた屋は、前町まえまち大商人おおあきんど控屋ひかえや
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)